ホワイトニング

 ホワイトニングは、黄ばんだ歯に専用の漂白剤をしみ込ませて漂白する治療法です。これには、患者様が歯科医院で指導を受けた後、自分自身で家庭で行うホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。

 オフィスホワイトニングは治療が診療所内で終了するので、ご自身では何もする必要はありませんが、ホームホワイトニングと比較すると、歯の透明感や光沢といった点でやや劣ります。また、この方法は短時間で白くなるので、患者様が白さの変化に感動できると言う特長があります。

 それに対して、ホームホワイトニングは毎日家庭で行う必要があります(通常1日1〜2時間を2週間以上)が、オフィスホワイトニングと比較すると、歯の透明感や光沢といった点でやや優っています。この方法は毎日少しずつ白くなるので、患者様が術前の状態を忘れてしまって、白さの変化が認識されにくいという欠点があります。また、ホームホワイトニングは家庭で行うためのホワイトニングトレーを作る必要があるので、その分料金が高くなります。
 
 ホームホワイトニングは実際にやってみると想像していたよりも根気が必要で、途中でやめてしまう方もおられます。その点、オフィスホワイトニングは歯科医院の椅子に寝ている間に1時間くらいで終了します。


 当院では2種類のホームホワイトニングを行なっております。

一つ目は歯の型をとってホワイトニングトレーを製作する通常のホームホワイトニングです。

もう一つは米国ウルトラデント社が開発した新世代のホームホワイトニング、「オパールエッセンスGo」という製品を使用して行う方法です。これは家庭で行うためのホワイトニングトレーを作る必要がない画期的な製品で、その分費用が大幅に安くなっています。(オパールエッセンスGoは歯科医院でしか購入できません。通販サイト等で偽物が販売されているようですのでご注意ください。)



 これら2種類のホワイトニングを組み合わせて、ご家庭でホームホワイトニングと歯科医院でのオフィスホワイトニングの両方を行う方法があります。この方法はデュアルホワイトニングと呼ばれる方法で、治療期間も長期化せず、歯の透明感や光沢も失われない方法ですが、2種類の方法を併用するため、治療費もそれだけ高くなります。ホワイトニング効果は抜群ですので、素晴らしい効果を期待される方にはこちらをお勧めします。

 

 

 

この症例はホームホワイトニングを2週間行ったもので、歯の光沢が維持された自然な白さを実現できました。この症例は、特に効果が高かった症例ではなく、当院のホームホワイトニングのごく平均的な症例です。

 ホワイトニングはあくまでも漂白です。漂白して白くなった湯のみは、毎日お茶を入れているとまた茶渋で黄ばんできますね。歯の漂白もこれと同じで、漂白して白くなった歯は、毎日食事をしているとまた黄ばんできます。放置すると約2年で元に戻ると言われています。オフィスホワイトニングでは、半年くらいで戻る事もよくあります。

 いつまでも白さを維持する為には、「少し黄ばんで来たかな」と思った時に、数日間のホームホワイトニングか1回のオフィスホワイトニングをして元に戻します。これを繰り返す事により、いつまでも白さを維持できます。湯飲みを時々漂白して白さを維持するのと同じですね。これをタッチアップと言います。

 ホワイトニングはすべての症例に効果がある訳ではありません。詳しくは歯科医院で診断を受けて下さい。


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こまい歯科医院
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