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骨が足りない人の治療

 インプラントを埋入する為には、骨にある程度の幅が必要です。インプラントの直径よりも骨の幅が狭い場合は、埋入時にインプラントが露出してしまいます。骨幅が狭い場合は、埋入時にインプラントが露出していなくても、インプラントを支える骨が少ないため、長期的に見ると両側の骨が吸収して(溶ける事)インプラントが露出してきます。
 骨の幅が十分にある場合でも、骨の高さが足りない事があります。このホームページの「顎の骨の解剖学」を参照してください。骨の高さが足りない時は、インプラントが上顎洞や下顎管に突き抜けてしまうので、埋入できません。
 審美的な問題もあります。骨が吸収して大きく凹んだ所にインプラントを埋入すると、その上にかぶせる歯はとても長い歯になってしまいます。





骨の幅が足りない所にインプラントを埋入すると、このようにインプラントが露出します。
このように、骨の高さが足りない時は、インプラントが下顎管に当たるので、埋入できません。審美的にも問題があります。

 骨移植は、口の中やそれ以外の所から骨を採取して、必要な所に移植する方法です。移植骨を採取する部位がインプラントを埋入する部位と異なる時は、同時に2カ所の手術をする事になります。当院では患者様の負担を考慮して、手術部位が同時に2カ所になることは極力避けるようにしています。

 GBRは、骨を作りたい所に骨補填材(骨が出来るのを助ける材料)を盛り上げ、その上をメンブレン(英語で膜の事)という膜で覆う手術です。数ヶ月後には、メンブレンの内側には骨が出来ます。骨補填材ではなく採取した骨を使う事もありますし、骨と骨補填材を混合して使う事もあります。GBRをしてから骨ができるまで、通常約半年位かかります。使用するメンブレン(膜)には吸収性(放っておいても溶けてなくなってしまう)のものと、非吸収性のものがあり、非吸収性のメンブレンを使用した時は、数ヶ月後にメンブレンを除去する手術が必要になります。

 GBRはインプラント埋入と同時に行う方法(同時法)と、まずGBRをして骨が出来た後でインプラントを埋入する方法(段階法)があります。2つの方法は、症例によって使い分けられます。同時法の方が、歯が入るまでの期間はかなり短縮されますが、骨の吸収が著しい場合は段階法を採用せざるを得ません。また、段階法では通常、非吸収性のメンブレンを使用するので、数ヶ月後にメンブレン除去手術を行います。(吸収性メンブレンと非吸収性メンブレンを比較すると、骨の出来る量や出来た骨の質において、圧倒的に非吸収性メンブレンが優っています)



骨の幅が足りない症例です。粘膜の厚みを差し引くと、骨の幅は刃物の刃のような状態です。
こんなに幅の足りない時は、同時法では出来ません。段階法のGBRを行って半年後、このように骨が出来てから埋入します。



今度は骨の高さが足りない症例です。このままインプラントを埋入すると、下顎菅に当たってしまいます。また、このまま埋入して歯を被せると、とても長い変な形の歯になってしまいます。
GBRをして、骨の高さを回復できました。骨の高さを回復するGBRは比較的高度な技術を要します。たとえ骨の幅があっても、インプラントの埋入は段階法で行うのが普通です。

 骨造成手術は、術後の痛みはほとんどありませんが、腫れる事が多い手術です。同時法は骨の造成量が少ない事が多いので、腫れる事も少ないのですが、段階法では骨の造成量が多いので、それだけ腫れも出やすいのです。
 また、手術後しばらくしてから、傷口が開いてメンブレンが露出する事があります。これは、下顎ではほとんど起こりませんが、上顎では時々起こる事です。露出した場合は膜を除去するまでの間、1〜2週間に1度、来院して頂いて経過観察と消毒をすることになります。この場合、通常よりも早くメンブレン除去手術を行います。

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